『La Ciudad Sagrada』1959年製作、メキシコ

『La Ciudad Sagrada』1959年製作、メキシコ

監督:イスマエル・ロドリゲス
原作:イスマエル・ロドリゲス
音楽:レス・バクスター

主な出演者:
グロリア・キャンシノ、
ホセ・カヴェス、デヴィッド・ダライほか。

本邦未公開、カラー、上映時間1時間40分

この監督の映画作品は、
三船敏郎が主演した1961年製作の
メキシコ映画『価値ある男』ほか、
数本が日本でも公開されていますが、
日米ともに未公開のまま。

メキシコのユカタン半島でロケが行われたドラマです。
バクスターが依頼された音楽の内容から、
現地の遺跡を使った、古代の様子を
描いたように思われますが、
詳しい内容については不明です。

映画の音楽を依頼されたレス・バクスターは
メキシコに呼ばれ、現地で作曲しています。
ただ、あまり詳しい話を聞かされないまま、
映画は突然に撮影途中でお蔵入りになったそうです。
それで、レス・バクスターは
とりあえず音楽だけ仕上げ帰国し、自ら録音して
先にレコードを発売(発表)しました。

映画は後にメキシコで一時的に公開されたそうですが、
アメリカでは公開されず、本国アメリカでも
未知のサントラとしたまま、
ミステリアスなムード・ミュージックのレコードとして
評価されました。
厳密には「オリジナル・スコア」になるのですけれど、
メキシコ映画のサウンド・トラックとして
扱われることもあり、また作者のレス・バクスターが
そう表現したために従っています。
効果的なコーラス・ムードも奥が深くて、
ミステリアスな音楽経験の出来る、
おすすめの一枚です。

彼の録音は世界中で復刻されていますけれど、
編集盤ばかりで、曲順も含めた、
このアルバム単体としては存在していないのでは
と思います。私はこのアルバムを
30年程前から聴いていますけれど、
本当にミステリアスな作品で、いまだに
聴き飽きることのない愛蔵盤です(笑) 
そしてこの作品には、ある発見があるんですよ・・・
それは、ライナーに書きましたので、
御鑑賞いただいた上で、もしリクエストがあれば、
と思います。

アステカ族というのは、
現在のメキシコ・シティーに、テノチティトランという
都を構えていた王国です。
太陽信仰のインカ帝国に比べ、アステカ王国は
殺人宗教で、野蛮な儀式が行われる一方、
高度な文明を持ち、15世紀後半には
宇宙創造の歴史を刻んだ「アステカの太陽石」が
作られているという、
神秘的な側面もあります。

ジャケットの絵柄はイメージで、映画とは直接関係ありません。

『アステカ族の幻像』(ST-346)~
映画『La Ciudad Sagrada』オリジナル・サウンドトラック

曲目:
金の寺 / アカプルコ
恋のプール / 王子達の行列
アステカ族の羽毛の生えたヘビ※ / 征服者※
水路※ / 競技※
月の庭※ / 夢の果物※
アステカの高僧※ / 太陽のピラミッド※
(※の付いた曲名は意訳です。)
(曲間含む合計:約41分32秒)

(再生ボタンを押すと音声ファイルを読み込みます。音質は製品と同じではありません。)